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Event 共催 終了

日伊国際シンポジウム「中近世ヴェネトの領域史」

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趣旨

イタリア・ヴェネト地方はかつてヴェネツィア共和国の大陸領土(テッラフェルマ)と呼ばれ、アドリア海に面するラグーナから広大なヴェネト平原をへて急峻なアルプス山域にいたる、極めて多様な地理条件に特徴づけられる。われわれ共同研究グループは、平野と山地の中間地帯として丘陵都市アゾロに着目し、2013年よりフィールド研究を進めてきた。

アゾロの<領域(テリトリオ)>は、ゆるやかに隆起する丘とその地形に即してかたちづくられた都市や集落、また点在するヴィラ群とあわせて、ヴェネトを代表する美しい風景を創出している。われわれの試みは丘陵地帯に展開するさまざまな規模の空間の形成と再編成、その持続と継承の歴史を探求することといえる。

今回はイタリアから歴史学・地理学・建築学の最先端を担う専門家を招き、すでに分厚い蓄積をもつヴェネトの風景・領域研究の最新動向に学びつつ、日伊間における有意義な研究上の対話の実現をはかりたい。学際的な研究が望まれる<領域(テリトリオ)>をめぐる都市史研究の進展と今後の日伊間のさらなる研究交流を願ってやまない。

開催情報

イベントタイトル
(和)日伊国際シンポジウム「中近世ヴェネトの領域史」
(英)Italy-Japan International Symposium《Territorial History of Veneto during the Medieval and Modern Periods》
主催
〔主催〕2013-2017年度科学研究費基盤研究(S)「わが国における都市史学の確立と展開にむけての基盤的研究」(研究代表者:伊藤毅)
〔共催〕都市史学会
〔後援〕イタリア文化会館、アゾロ市、ベネトン研究財団、SAMT、公益財団法人日伊協会
基本情報
〔会期〕2016年2月20日(土)14:00-18:00、21日(日)10:30-17:30
〔会場〕東京大学法文二号館一番大教室 (定員 200名)
    〒113-8654 東京都文京区本郷7丁目3-1 アクセスマップ (外部サイト)
〔お問い合わせ〕日伊国際シンポジウム運営委員会事務局
    〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学工学部1号館3階303号室 伊藤毅研究室気付
    TEL: 03-5841-6184  Mail: italysympo2016@itolab.org

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