Event
主催
終了
シンポジウム イタリア都市史研究への挑戦─その軌跡と展望
※ 会場が満員のため受付を終了いたしました。多くの方にお申し込みをいただきありがとうございました。
趣旨
日本人研究者によるイタリア都市史研究が始まって約50年が経ちました。このシンポジウムでは、その先駆者が育てた若手研究者たちが、イタリア都市の魅力と研究内容、そして今後の展望を語ります。登場する都市・地域は北から南へ、アゾロ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ルッカ、シエナ、オルチャ渓谷、プーリア州にわたり、時間軸は、古代、中世、ルネッサンス、近代を貫く各時代の様相があらわれます。また、都市自体の研究だけでなく、周辺の領域・地域を対象とするテリトーリオ研究まで広がる状況も見逃せない点です。発表者はすべてイタリア政府給費留学を得て、フィレンツェ大学、ヴェネツィア建築大学、ローマ大学、バーリ工科大学にて、各大学の教授に学んだ研究者たちで、現在、日本のさまざまな大学でその成果を教えています。イタリア都市の美しさとその背景となる歴史的要因とは何か、今後のイタリア都市はどうなっていくのかとともに、日本人がイタリア都市を研究する意味についても考えたいと思います。
開催情報
- 主催
- イタリア文化会館・都市史学会
- 後援
- 建築史学会・地中海学会
- 日時
- 2023年7月7日(金)13:00 – 18:00
- 会場
- イタリア文化会館ホール
- 東京都千代田区九段南 2-1-30 ※アクセスマップは こちら
- 参加申込
- こちらから参加登録してください。
- ※ 会場が満員のため受付を終了いたします。
- 参加費
- 無料
- 問い合わせ
- 「イタリア都市史研究への挑戦」実行委員会 simpo.storiaditalia2023@gmail.com
プログラム
- 13:00-13:05
- ご挨拶|シルヴァーナ・デマイオ(イタリア文化会館館長)
- 13:05-13:35
- 趣旨説明|野口昌夫
- 13:35-16:50
- 研究の軌跡と展望
- I 古代と中世
- ルッカ:スポリア、再利用、そしてレスタウロ|黒田泰介
- シエナの壁からポルティコの町へ─建築と都市の境界|片山伸也
- II ルネッサンス
- 近世フィレンツェの祝祭からみた ふるまいの空間・領域・景観|赤松加寿江
- 近世ヴェネツィアにおける社会的変革と都市空間|青木香代子
- III 近代
- 歴史的都市フィレンツェの近代化とその後|會田涼子
- 19 世紀から 20 世紀初頭におけるヴェネツィアの空間構造の変化|樋渡彩
- IV テリトーリオ
- 構造的に読むオルチャ渓谷のテリトーリオ|植田曉
- プーリアの建築・都市・テリトーリオの空間史|稲益祐太
- 文化的景観としてのアゾロ|福村任生
- 16:50-17:00
- 休憩
- 17:00-18:00
- 対談|陣内秀信 × 野口昌夫(司会=伊藤毅)