都市史研究 12

TOSHISHI_KENKYU_12

 書誌情報

ISBN:978-4-634-52762-1
編集・発行:都市史学会
制作・販売:株式会社山川出版社
刊行:2025年10月25日
仕様:B5判 160頁
* 一般書店での購入が可能です。山川出版社のウェブサイトはこちら

 目次

論文

近世初頭の鶴岡八幡宮における門前空間の変容|岩田 会津
近代香港の港湾施設と生産機能—石切り場、英国海軍基地、ジャーディンマセソンの佐藤工場を中心に―|陳 雲蓮
モスクワ大学新校舎とアメリカ—「エルベ河の邂逅」一〇周年記念式典(一九五五年)に着目して―|松本 祐生子

大会基調講演

木の近世—「伊奈山」の都市性を考える―|吉田 伸之

小特集 山里の都市性と人・モノの循環構造—その開放性をめぐって―

シンポジウムの開催について
山里における街道宿の形成—阿智村駒場を事例として―|福村 任生
コメント|稲益 祐太
十九世紀下伊那地域における櫛生産と荷主|角和 裕子
コメント|塚田 孝
近代企業による山林伐採事業の担い手と物資調達—王子製紙遠山進出を事例として―|太田 仙一
コメント|高嶋 修一

追悼

増谷英樹氏の「都市史の方法」をめぐって|吉田 伸之

書評とリプライ

赤松加寿江・中川理編著『テロワール—ワインと茶をめぐる歴史・空間・流通―』
…書評|君塚弘恭/惠谷浩子/陣内秀信
…リプライ|中川理/加藤玄/坂野正則/杉浦未樹/小島見和/赤松加寿江

新刊紹介

鈴木真吾著『近代オスマン帝国における国家医療の誕生—湾岸都市イズミルの衛生と感染症―』
福元健之著『医師の「献身」—ポーランド建国と草の根知識人 1890-1920―』
西山剛著『輿をかつぐ人びと—駕輿丁・力者・輿舁の社会史―』
藤川昌樹・山本雅和編『近世京都の大名屋敷』
越澤明監修/保坂一房・渡辺彰子編『箱根土地株式会社と分譲地・学園都市—取締役社長中島陟関係文書—』
谷本雅之著『在来的発展と大都市—20世紀日本における中小経営の展開—』
廉馥圭著・橋本妹里訳『ソウルの起源 京城の誕生—1910~1945 植民地統治下の都市計画—』
中村美幸著『百年戦争下のパリでひとびとはどう生きたか—『パリ一市民の日記』(1405-49)から読み解く』
川名洋著『公私混在の経済社会—近世イギリスにおける個人と都市法人—』
秋元せき・小林丈広・三枝暁子著、西村豊写真『京都秦家—町家の暮らしと歴史—』
五島寧著『日本外地都市計画史』
高嶋修一著『山の観光史』
二宮宏之著『講義 ドラマールを読む』

二〇二四年度都市史学会大会・研究発表要旨

近世山稼ぎ村にみる立木売の性格と影響—武州秩父郡両大滝村を対象として—|増田 琴子
近世名古屋における家屋敷所持と女性—橘町裏町を事例に—|松本 日菜子
十九世紀前半のニューヨークにおける都市型住宅地の開発手法—相続による地主のアプローチ|鈴木 真歩

活動記録

都市史学会活動記録

会告

都市史学会規約

彙報

論文募集規程
英文目次/欧文要旨
都市史学会ハラスメント防止宣言