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大会
終了
2015年度都市史学会大会「水都史」
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ご案内
2015年度都市史学会大会について下記の通りご案内申し上げます。総会では議決事項が予定されていますので、会員の方はふるってご出席いただけますようお願い申し上げます。研究発表、記念講演、及びシンポジウムは会員以外の方もご出席いただけますので、お誘い合わせの上ご来場ください。変更等あった場合にはこちらに掲示いたしますので、最新の情報をご確認くださいますようお願い申し上げます。行事への参加申し込みは10月下旬に受付を開始いたします。会員の方には別途連絡いたしますので、今しばらくお待ち下さい。
なお、時節柄、宿泊施設の混雑が予想されます。遠方よりご参加いただける皆様におきましては、お早めに宿泊施設をご手配いただきますよう、お願い申し上げます。
2015年度都市史学会大会
- 日時
- 2015年12月12日(土)13時~16時30分、13日(日)10時~17時30分
- 会場
- 法政大学 市ヶ谷田町校舎5階マルチメディアホール
〒162-0843東京都新宿区市谷田町2-33 法政大学市ヶ谷キャンパス市ヶ谷田町校舎 - アクセス
- JR市ヶ谷駅下車・徒歩5分、JR飯田橋駅・徒歩10分
詳細はこちらをご確認ください(外部サイトが開きます)。 - 大会参加費
- 両日共通の大会参加費として、会員2,000円、非会員3,000円を頂戴いたします。
- お問い合わせ
- 2015年度都市史学会大会実行委員会 convention2015@suth.jp(* 運用終了)
プログラム
- 12月12日(土)
- 13時00分〜 〔研究発表〕 司会=高道昌志(法政大学)
- 中尾俊介(東京大学大学院工学系研究科)「横浜開港場の水際空間-幕末から明治初頭における波止場・海岸の計画と秩序-」
- 鈴木智行(東京大学大学院人文社会系研究科)「都市計画と地域社会の再編成-洗足風致協会の事例から」
15時00分〜 〔記念講演〕日本における都市形成史の特質=五味文彦(放送大学) 司会=高橋慎一朗(東京大学)
17時30分〜 〔懇親会〕《予約制》* 懇親会への参加申し込みは11月19日(木)10時30分をもって締切りました。
* 懇親会の詳細はこちらをご確認ください。 - 12月13日(日)
- 10時00分~17時30分 〔シンポジウム〕「水都史」 司会=稲益祐太(法政大学)
- 【趣旨】
世界の都市の多くは、海や川の水辺に立地し、舟運による流通・経済の活動を背景に富を築き、独自の風景や華やかな文化を育んだ。だが、近代という時代は、陸の発想による国土と都市の開発を推し進め、川や掘割を埋め暗渠にし、また美しい海岸線を埋め立てて工業・湾港ゾーンとして開発してきた。いまここで、歴史の観点から水の都市の価値を見直し、効率と機能性を追求してエネルギーを大量消費してきた陸の論理を乗り越え、海から、そして川から都市を捉え直して、自然のもつ豊かさを取り戻す発想の転換、そのための基盤となる都市史研究が強く求められている。一方、これまで世界中のさまざまな地域や時代のいわゆる〈水都〉を対象とした都市史研究には多くの蓄積がある。だが、それらは個々に別々の展開を見せてきた事実もあるだろう。本シンポジウムは、そうした背景をふまえ、まずは江戸東京を例に、水都を軸に多様な分野を統合しうる学際的な観点に立って、都市史としての〈水都史〉を新たに提唱し、その可能性を探っていきたい。 - 10時00分~ 〔特別講演〕ヴェネツィア―水と食文化=ルドヴィカ・ガレアッツォ(ヴェネツィア建築大学・都市史)※日伊通訳付
- 11時30分~ 〔基調講演〕水都史から見たヴェネツィアと東京の比較論=陣内秀信(法政大学)
- 12時30分~ 〔休憩〕
- 13時30分~ 〔報告〕*15時15分~15時30分休憩
- 江戸の海辺と川辺=吉田伸之(飯田市歴史研究所・日本近世史)
- 日本橋から見た水都の構造=伊藤裕久(東京理科大学・建築史)
- 水辺から見た中・近世の品川=柘植信行(品川区品川歴史館・日本中世史)
- 江戸の水辺の埋め立てと形成=仲光克顕(中央区教育委員会・考古学)
- 広重の江戸名所絵に見る水辺の景=大久保純一(国立歴史民俗博物館・絵画史)
- 16時40分~ 〔ディスカッション〕
- 2015年度都市史学会大会実行委員
- 陣内秀信(法政大学・委員長)、高村雅彦(法政大学)、伊藤毅(東京大学)、杉森哲也(放送大学)、高橋慎一朗(東京大学)、吉田伸之(飯田市歴史研究所)