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2020年度都市史学会大会「疫病と都市」

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 ご案内

2020年度都市史学会大会について以下の通りご案内申し上げます。本年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、オンライン上にて大会を実施いたします。

2020年度都市史学会大会(オンライン)

日時
2020年12月19日(土)13:00-16:00、20日(日)10:00-17:30
方式
ウェブ会議システムZoomウェビナーを利用予定。
参加方法
参加は無料です。以下のリンクから会員/非会員用の申込フォームを開き、必要事項をご記入のうえ情報をご登録ください。後日、ご登録いただいたメールアドレスに大会当日の参加方法(ZoomのURL、資料のダウンロード先)をご案内いたします。
※本大会の参加受付は終了しました。
プログラム
12月19日(土)
13:00-14:00 〔都市史学会総会〕(会員のみ)
14:30-16:00 〔研究発表〕 司会=吉澤誠一郎(東京大学)
  • 14:30-15:00 人口密度と浴場から考える古代都市ローマと疫病=堀賀貴(九州大学)
  • 15:00-15:30 11世紀ヨーロッパ中世の都市の誕生における贈与と聖性の問題-阿部謹也とG.バタイユを媒介にして=森亘(京都大学)
  • 15:30-16:00 東北の町家の類型化と都市建築としての評価=温井亨(東北公益文科大学)
12月20日(日)
10:00-11:30 〔基調講演〕
  • Withコロナ時代の羅針儀-都市と感染症-山本太郎(長崎大学熱帯医学研究所) 司会=伊藤毅(青山学院大学・東京大学名誉教授)
13:30-17:30 〔シンポジウム〕疫病と都市 司会=勝田俊輔
(趣旨)

2020年現在、新型コロナウィルス感染症は、世界の各地でとりわけ都市において猛威をふるっている。ただし疫病と都市の結びつきは決して新しい現象ではなく、歴史の上で大きな被害を出した疫病の多くは、都市を主な舞台としてきた。また疫病と都市の結びつきのあり方も、人間の往来や集中が感染機会の拡大をもたらしたという単純な図式にはとどまらない。疫病は歴史の大半を通じて原因不明の現象であり、このため疫病との戦いには都市のあらゆるリソースが動員された。ここには、平時では明らかにならない都市のさまざまな側面――空間構成・社会結合・権力秩序・文化表象など――を読み取ることができる。また逆に、都市のこうした諸側面が、疫病に対応する過程で形づくられ・つくり変えられてきたとも言える。疫病と都市の結びつきからは、多様な論点を抽出できるはずである。

疫病は、都市を物理的に破壊することはないにせよ、災害の一種である。3.11以降、都市と災害の関わりの問題が都市史研究において急速に関心を集めつつあり、他方で疫病研究は、医療史研究のうちでもっとも豊かな蓄積をもつと言える。本シンポジウムは、中近世・近代の日本、前近代の中国、近代のイギリスをフィールドとする報告と、建築史からのコメントをもとに、「疫病と都市」のかかわりを検討することで、都市史研究の近年の動向に寄与することを試みる。

(タイムテーブル)
  • 13:30-13:40 趣旨説明=勝田俊輔(東京大学)
  • 13:40-14:15 日本中世の都市と疫病=高橋慎一朗(東京大学)
  • 14:15-14:50 清末の中国都市における天然痘対策=曺貞恩(慶煕大学校)
休憩(10分)
  • 15:00-15:35 近代都市と「衛生自治」-「貧民部落」をめぐって=小林丈広(同志社大学)
  • 15:35-16:10 都市における疫病流行への認識-ヴィクトリア時代ロンドンの場合=永島剛(専修大学)
  • 16:10-16:30 コメント=初田香成(工学院大学)
休憩(10分)
  • 16:40-17:30 討論
お問い合わせ
2020年度都市史学会大会実行委員会
[Mail] convention2020@suth.jp(* 運用終了)

 研究発表の募集について

* 募集期間は終了しました。以下の情報は参考までに掲載しております。
クリックして詳細を表示/非表示

2020年度都市史学会大会での研究発表(自由論題)を募集します。応募要領をご参照のうえ、奮ってのご応募をお待ちしております。

  • 募集件数:4件程度
  • 報告日時:2020年12月19日(土)午後
  • 報告時間:発表20分、質疑:10分(予定)
  • 報告内容:都市史に関する研究で未発表のもの
  • 報告言語:日本語
  • 報告方法:ウェブ会議システムzoomの利用を予定(※通信端末、インターネット接続環境をご準備ください)

研究発表応募要領

応募資格
申し込み時点で当学会会員であること(申し込みと同時に入会も可)。非会員を含む共同報告も可能ですが、報告者は会員であること。
申し込み方法
申込用紙に記入の上、都市史学会事務局研究発表受付まで電子メールまたは郵送にてお申し込みください。
申込用紙のダウンロード:wordファイルpdfファイル
申し込み先
都市史学会事務局研究発表受付
〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 建築史研究室気付
メールアドレス: application_form_2020@suth.jp(* 運用終了)
申し込み締め切り
2020年9月7日(月)
その他
ウェブ会議システムを通じての発表となりますので、インターネットへの接続環境、通信機器等が必要となる点、あらかじめご了承ください。研究発表の日時、当日配布資料、使用機器、要旨の会誌掲載については採用後、追って事務局からご連絡いたします。
採用は編集委員会における審査の上で決定します。審査の結果、ご希望に添えないこともございますので、ご承知おきください。採否の通知は2020年9月下旬を予定しています。